カラコンの魅力とその落とし穴

目の中にレンズを入れることに抵抗がある方は案外多いかもしれません。私自身も過去にそう思っていたことがあります。しかし、若さが恐怖心をねじ伏せ、カラコンを装着。瞳が大きく見えることで、目の印象だけでなく顔全体の印象がガラッと変わりました。

当初は眉毛をかなり剃っていたので、ノーメイクの状態でカラコンを着けると目力の強さが際立ち顔にものすごい違和感がありました。ということはつまり、眉毛さえ描けば時間のかかるアイメイクを手抜きできるということにもなるかと思います。私にとってのカラコンの最大の魅力は、この手抜き化粧ができることでした。

まだまだ魅力はありますが、もうひとつ挙げるとすると写真移りがよくなることです。適度に黒目がちな目はひとを惹きつけます。ですが、この魅力にとらわれたことで、失明寸前にまでなったことがありました。ある日起きてでかける準備をしていたら、鏡にうつる私の両目が真っ赤になっていたのです。

しかも黒目の周りをぐるっと囲むように真っ赤なリングができていました。さらに不思議なことに痛みはありませんでした。眼科に行って診てもらうと、コンタクトレンズによって眼球が傷ついているといわれました。それもそのはず、原因はカラコンを1週間寝ている時も外さずに生活していたことにありました。

当時使用していたのは、毎日洗浄して1か月間で新しいものに交換する1monthタイプのカラコンでした。遅くまで遊び、帰ってすぐに布団に入り、起きて支度をしてでかけるという乱れた生活を送っていたことと、カラコンの楽さが大切な目を傷めつけることになったのです。

それからは、どんなに眠くても必ず外して寝るようになりました。自分の体は自分でしか守れません。ぜひカラコンを愛用している方は気を付けていただきたいと思います。